漫画

ムシブギョーのデザイン変更とサンデー編集部の対応について

既にYahooニュースにも出ている通り、サンデー連載中の『常住戦陣!! ムシブギョー』の新キャラクターが中国のスマートフォン向けゲーム『少女前線』のキャラクターと似ているという関係者からの指摘があり、それを受けてサンデー編集部がキャラクターデザイ…

『この彼女はフィクションです。』 フーコ先輩の「なーんて☆ねっ!」がめちゃくちゃかわいいというだけの話

先日1巻の発売された『この彼女はフィクションです。』(このカノとかかのフィクとか略されるよ)。今週のフーコ先輩の「なーんて☆ねっ!」がめちゃくちゃかわいいというだけの話をします。 文脈から説明すると、この「なーんて☆ねっ!」は、先輩にひどいこ…

『神戸在住』を再読する

先の震災を受けて「物語に何ができるのか?」という話がありました。物語に直接の効果は望めません。望むものでもないと思います。物語は食糧にも宿にもなりません。ただ、人を動かすエネルギーにはなり得ます。その点で物語は時に食糧にも宿にも勝る効果を…

桜場コハル的日常 : 『そんな未来はウソである』

そんな未来はウソである(1) (KCデラックス)作者: 桜場コハル出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/03/04メディア: コミック購入: 24人 クリック: 603回この商品を含むブログ (53件) を見る 人と目を合わせると、その人の未来が見えてしまう大橋ミツキ――。 他…

『最後は?ストレート!!』1巻が出たのでラストを予想してみる

『最後は?ストレート!!』の1巻が出たぞ! 最後は?ストレート!! 1 (少年サンデーコミックス)作者: 寒川一之出版社/メーカー: 小学館発売日: 2011/02/18メディア: コミック クリック: 34回この商品を含むブログ (3件) を見る あー、これがどういう漫画かとい…

マガジンで黒髪ロング漫画が始まった! : 『この彼女はフィクションです。』

今週のマガジンで始まった『この彼女はフィクションです。』が面白かった。いい黒髪ロング漫画ですよこれ。 渡辺静が週マガで新連載「この彼女はフィクションです。」 - コミックナタリー 高校に入学した葉村裕里(ユーリ)は15で文芸誌の新人賞を受賞した天…

共依存の先に――。 : 『オクターヴ』

「社会にとって価値ある人間になりたい」――と、誰かが言った。それでいいだろうか、私は疑う。昔、「人を一人殺せば人殺しであるが、数千人殺せば英雄である」と言った人がいる。そういう時代が、社会があった。そこでは「人をたくさん殺すこと」が社会にと…

急に『華と修羅』レビューバトンが来たので

『オトコでも読める少女マンガ』管理人・いづきさんから回ってきました『華と修羅』レビューの更新です。 華と修羅 1 (ヤングジャンプコミックス)作者: 谷本和弘,井上紀良出版社/メーカー: 集英社発売日: 2010/10/19メディア: コミック購入: 1人 クリック: 5…

2010年の漫画ベスト5+α

『このマンガが凄いから読め!(仮称)RC版・2011』(『こすヨメ'11』)参加記事でもあります。+αまで選んでますが、1〜5位が投票作品です。それでは早速。 5位:『ぬらりひょんの孫』 ぬらりひょんの孫 14 (ジャンプコミックス)作者: 椎橋寛出版社/メーカー…

「大人」って何だろう?: 『惑星のさみだれ』

子供のころ好きだった漫画やアニメでは、高校生のお兄さんお姉さんがとても大人なふるまいをしていて、おそらく多くの人と同じように、私もそれに憧れて育った。 しかし、いざ自分が高校生になってみると「あれ?高校生ってまだ子どもじゃね?」と気づいてし…

『ハックス!』キャラクターの身体原理

ハックス!(1) (アフタヌーンKC)作者: 今井哲也出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/11/21メディア: コミック購入: 18人 クリック: 162回この商品を含むブログ (71件) を見る『ハックス!』のキャラクターはメインはもちろん、出番の少ないサブキャラに至る…

三重奏の物語 : 『恋愛(いたずら)』

id:soorceさんとこの立原あゆみデビュー40周年記念イベント参加記事で、『恋愛(いたずら)』の感想です。 恋愛 1 (ニチブンコミックス)作者: 立原あゆみ出版社/メーカー: 日本文芸社発売日: 2007/12/28メディア: コミックこの商品を含むブログ (1件) を見る…

「もう一人の自分」と向き合う物語 : 『≒ -ニア・イコール-』

ツイッターですすめられた、むらたたいち先生の『≒ -ニア・イコール-』を読みました。 ≒ -ニア・イコール- (1) (まんがタイムKRコミックス)作者: むらたたいち出版社/メーカー: 芳文社発売日: 2010/10/27メディア: コミック購入: 6人 クリック: 113回この商…

『鬼灯さん家のアネキ』 : 単独ヒロイン・姉貴

変態シスコンコメディこと『鬼灯さん家のアネキ』2巻が出ました。 鬼灯さん家のアネキ (2) (角川コミックス・エース・エクストラ 22-2)作者: 五十嵐 藍出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2010/10/04メディア: コミック購入:…

『ぬらりひょんの孫』の対立構図

最近の『ぬらりひょんの孫』がとても面白い……のに誰もふれてくれないので自分で書けばいいんだろこのやろー。以下の内容はジャンプ33号(第105幕)以降『ぬらりひょんの孫』に関するネタバレになります。単行本派の方はお気をつけを。

「ジャンプはいい加減負けるべき」へのレスポンスから

この記事について ジャンプはいい加減負けるべき。なにやってんだお隣のマガジンはもう負けてるぞ!先日書いた上の記事に来たコメント回答、また記事に対してのカミハルさんからの反論(「子供たちのためのジャンプ」−ジャンプは負けるべきなのか? - 稀な晴…

ジャンプはいい加減負けるべき。なにやってんだお隣のマガジンはもう負けてるぞ!

タイトルは以下の記事の(乱暴な)要約。ので、順を追って説明していく。まず皆さん知っての通り、週刊少年ジャンプにはスポーツ漫画が少ない。 雑誌にスポーツ漫画を置くメリットは大きい。 前提として、オタク界隈においてかつて中心にあった漫画はそこか…

『あひるの空』にみるスポーツ漫画における「負け」の機能

恥ずかしながら今頃になって『あひるの空』を読んでいる。これがものすごく面白い。 あひるの空 (1) (少年マガジンKC)作者: 日向武史出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/05/15メディア: コミック購入: 1人 クリック: 59回この商品を含むブログ (42件) を見…

グタグダだから面白い『イエスタデイをうたって』

『2』の名を冠したシリーズ最新作『アイドルマスター2』 - ファミ通.com 『アイドルマスター2』のPVが公開されました。半年後の物語ということでアイドルたちの体型や体型や体型の変わった話題で持ち切り。 ところで公開されたあずささんの髪型、妙な既視…

社会人百合の面白さと『オクターヴ』

かつて恋物語のメインは「身分違いの恋」でした。決して結ばれてはいけない二人が恋に落ちてゆく様はドラマチックです。ロミジュリです。ところが現代日本を舞台にした作品ではこの「結ばれてはいけない二人」が難しいです。格差社会と呼ばれ経済差はあるよ…

瞳のフォトグラフ3巻 久家イヅミの寝姿に関する考察

昨年新創刊の百合アンソロジー『つぼみ』。どうやら無事、単行本の発売が決定したようです。よかったですね!今年創刊した同じく百合アンソロの『ひらり、』もいい雑誌でしたし、『GIRL FRIENDS』・『ささめきこと』・『青い花』・『オクターヴ』の長期連載…

三山はなぜデレなかったか? : 『ハックス!』

*以下は『ハックス!』を全巻読んだ方向けの記事です。 (アフタヌーンKC)" title="ハックス!(4) (アフタヌーンKC)">ハックス!(4) (アフタヌーンKC)作者: 今井哲也出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/05/21メディア: コミック購入: 15人 クリック: 175回こ…

『惑星のさみだれ』9巻 風巻が太陽に出した「宿題」とその「答え」

以下の文章は『惑星のさみだれ』9巻のネタバレを含みまくります。 惑星のさみだれ 9 (ヤングキングコミックス)作者: 水上悟志出版社/メーカー: 少年画報社発売日: 2010/05/19メディア: コミック購入: 11人 クリック: 185回この商品を含むブログ (64件) を見…

『誰も知らない』 漫画を紹介するよ!

久しぶりに漫画のお話を。ウルトラジャンプで連載中の『誰も知らない〜子不語〜』です。 誰も知らない~子不語 1 (ヤングジャンプコミックス)作者: 夏達出版社/メーカー: 集英社発売日: 2009/10/19メディア: コミック クリック: 166回この商品を含むブログ (1…

あさ子のかわいさに溺死しろ! 『となりの怪物くん』

追記:9巻感想書きました(『となりの怪物くん』 夏目あさ子2つの成長 - 水星さん家) 先日4巻が出た『となりの怪物くん』。これ、2009年の新作では一番面白い。となりの怪物くん(1) (デザートコミックス)作者: ろびこ出版社/メーカー: 講談社発売日: 200…

『青い花』 ここまでの井汲京子さんの謎まとめ

現在連載中の作品で最も好きと言っても過言でない『青い花』。その中でも特に井汲京子さんが好きであることは何度も言及してきました。完璧な黒髪ロング原理主義者ではないものの、好きなキャラクターのほとんどが黒髪の私にとって金髪ショート美人の京子の…

無個性主人公なんてもういらない

注)以下の文章は最近の無個性主人公についての私の見解を少年マンガを中心に見たものです。文中では少年マンガ・少女マンガをかなり大胆に分けていますが、もちろん一義的に表せるものでないことを承知の上です。不快に思われないようはじめに述べておきま…

キャラ属性を決めるのは設定ではなく物語視点なのかもしれない

あまり四コマは読まない方なのですが、ARRさんのすすめで宮原るり先生の『となりのネネコさん』、さらに同じ作者で先日ドラマCD化が話題になった『恋愛ラボ』を買ってきました。今回は『恋愛ラボ』のマキちゃん(←イチオシ)からタイトルの件について考えて…

『とめはねっ!』にみる文化系部活漫画の「努力」について

物語、特に少年漫画において絶対に正しいルールに、「努力は勝つ」があります。「圧倒的才能の前に努力は無意味なのか?」などはしばしば主人公の前に提示され、そのたび否定される定番のテーマです。 才能が全てと言い切ってしまえばそこから先に進まない。…

2009年私的漫画BEST5

『このマンガが凄いから読め!(仮称)γ版・2010』…略して『こすヨメγ2010』ポンコツ山田.comさんにて知った、こちらの企画に参加させていただきました。元から年間ベストは作る気でいたものの、当初はBEST3+αとするつもりでいたため、残り2枠の争いが10作…