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『ぬらりひょんの孫』のカラーページに涙した

漫画家にとってカラーページをどう使うか?は一つの選択となります。

巻頭カラーだと3Pなので、まず話の最初の1ページをカラーにして、見開きで全キャラ出すのが基本でしょうか。

で、今回の『ぬらりひょんの孫』のカラー。





お前は今、泣いていい!!


漫画部分のカラーがないことにも驚きですが、

羽衣狐さまで2ページ、リクオが1ページ。

主人公より敵の方がページ数が多い。そして今戦ってる陰陽師たちは完璧無視。

これは読者のニーズに応えたすばらしいページ配分ですね(←おい)



実は椎橋先生の持ち味である筆で描いたような墨絵はカラーと相性が良くないかと不安に思っていたのですが、杞憂でした。

圧倒的。白と黒のコントラストに徹したすばらしいカラー羽衣狐さま。

カラーにしてもその圧倒的な畏れは健在。これもやや不安だったのですが劣化するどころかその畏れは更に。更に。

言葉を失う美しさ。初めて羽衣狐さまを見たときと同じ、感動の涙が流れました。今号のジャンプ買ったときはソッコーで周りのジャンプ読んでるやつらにメールまわしたくらいです。ジャンプ買ったときって土曜の朝4時ですが。

鳥獣戯画を意識した作りは圧巻。背景となる墨絵の妖怪が作中のものに置き換えられている。これはいいデザイン。

構図は義経と弁慶の図を思わせますね。もっとも羽衣狐さまは弁慶より余裕ですが。

描くのを因果の二人に徹したのもいいと思います。全キャラ描こうとするとごちゃごちゃするし。実は背景に他のキャラもいるって面白い。


↓↓で、このカラーがポスターにして100名にプレゼントらしい。

第1回「ぬら孫」人気投票で直筆色紙などプレゼント


こ、これはマジで獲りに行く・・・。




余談ですがカラーをあえて最初にもってこず、漫画の途中の盛り上がりの場面にもってくるという手法もありますね。先週(42号)の『スケットダンス』なんかがまさにそれですね。私の知る限りこれ始めたのは『からくりサーカス』(藤田和日朗)でのフランシーヌ人形の笑顔かな?最近はたまに見るけどかなり効果的です。