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沙村広明短編集『シスタージェネレーター』が雑誌みたいで面白い

ここんとこ羽衣狐さまばかりだったので普通の漫画レビューも書いてみようと本屋に出かけてきました。

ささめきこと』の新刊が書店に置いてなさ過ぎでかわいそうだったのでレビューしてやんぜ!と思ってたのですが、どうしよう・・・沙村広明短編集『シスタージェネレーター』が超面白い・・・。

と、いうことでささめきこと』はあとで。うん、アニメとタイミング合わせればいいじゃない。

しかしまだ『GIRL FRIENDS』にも触れてないって百合好きとしてどうなんだ・・・?



そんなわけで『シスタージェネレーター』。私的には今月最高のヒットなのでなんとしてもレビューせねばと思ったのですが、私はただの感想を書くのが苦手で、まして短編集だしどうしたもんかと思い悩み結局は構成について語ることにしました。


  • すべての短編が色の異なる話

沙村広明は『無限の住人』と『ブラッドハーレーの馬車』くらいしか知らない人も多いのでは?(てか偉そうに言ってる私もです)この人実は普通にギャグも描く人です。いや、普通にどころか面白いんですよ、ものすごく。この絵でギャグ描いてると初見の人は驚くかも。以下各短編をテキトーに分類。


『久誓院家最大のショウ』はSM。基本軸はシリアスな話ですが随所にギャグも入っていてまさに沙村広明なお話。

ブリギットの晩餐』はシリアス話。ブラッドハーレーほどひどくはないがその流れにある作品。

『下層戦略 鏡打ち』は作者の麻雀体験記。麻雀分かんないんで謎でしたがギャグ。

『エメラルド』は西部劇。完璧シリアス。

『シズルキネマ』はわりとギャグ寄りの・・・SF?

『青春じゃかじゃかじゃか』はこれも分類しがたいけどギャグ寄り。

『制服は脱げない』は完璧ギャグ。時事ネタや社会派ネタを女子高生のダベりレベルのユルさでなぐり書き(あとがきより)。


  • 構成

さて、単行本には次の順で載っています。

『久誓院家最大のショウ』→『制服は脱げない(1)』→『ブリギットの晩餐』→『制服は脱げない(2)』→『シズルキネマ』→『下層戦略 鏡打ち』→『制服は脱げない(3)』→『青春じゃかじゃかじゃか』→『エメラルド』


あまり好きではないのですが各短編を無理やりシリアスとギャグに2分して、


シリアス(48P)→ギャグ(11P)→シリアス(30P)→ギャグ(11P)→ギャグ(20P)→ギャグ(4P)→ギャグ(8P)→ギャグ(6P)→シリアス(64P)

こうやってまとめてみると理想的な構成ですね。4ページしかない短編『制服は脱げない』の8話がまとめて載っているのでなく他の話の合間合間に入れられているので、まるで雑誌を読んでいるかのよう。むしろ人気で並びが決まる雑誌よりも理想的なくらい。構成いじればいいのになーあれも。



小説やテーマアルバムはかなり順番にこだわっているようですが、漫画の短編集ってどこまで順番を意識してるんだろう、と思った今日のこの頃でした。


シスタージェネレーター 沙村広明短編集 (アフタヌーンKC)

シスタージェネレーター 沙村広明短編集 (アフタヌーンKC)