『ラブプラス』のシステムからネネさん1番人気の理由を考える

ついに発売された『ラブプラス+』!!


ラブプラス+

ラブプラス+


どの女の子も可愛いですが、やはり1番人気はネネさんのよう。

ラブプラスの人気キャラと不人気キャラがそれとなくわかってきた : はちま起稿

マナカとリンコは順位が逆じゃないかという意見も見られますが、ネネさんの1番人気には異論が出ない。

なぜネネさんの人気が高いのか?これは『ラブプラス』のシステムから説明できると思う。

ラブプラス』というゲームは自分とアバターの距離がものすごく近い。「=」に限りなく近い「≒」である。「自分=アバター」。
自分がいくら年をとろうとアバターは高校二年生なのだから、アバターの時間は進まない。ここで「自分=アバター」ならば、ネネさんは「自分」にとってずっと年上の存在になる。つまりネネさんは「永遠に年をとることのない年上の彼女」なのである。この矛盾は次元超えてる。


この「自分=アバター」を成り立たせているのは『ラブプラス』の徹底したメタ視点の排除である。

    • 主人公=自分

「主人公=自分」というシステムのゲームはそう珍しくない。しかし『ラブプラス』の場合デフォネームもなく、プレイヤーは自分の本名の入力を強いられる。そして音声でそれが呼ばれるのだ。これにより他のゲームよりアバターとの距離が格段に近くなる。

    • 終わりがない

知っての通り『ラブプラス』に終わりはない。たいていのゲームはやっている間は没頭するが、終わったあとは冷静になるものだ。この「冷静になる」とは、物語を外から見ることができることを意味する。だが『ラブプラス』には終わりがない。プレイヤーはずっとプレイ中である。つまり物語を外から見ることができない。

    • 自分と彼女「だけ」の世界

例えば作中でネネさんがリンコと絡むシーンがあれば、その二人の関係という世界から当然主人公(=アバター)は排除される。そうすればその世界を(ネネさんを)外から見ることができる。『ラブプラス』には彼女といちゃいちゃする場面・要素しかない。これを外から見ることはできない。


このようにメタ視点を排除した結果、『ラブプラス』の「自分=アバター」が出来上がっている。このように考えると『ラブプラス』は3次元というより、プレイヤーが常に2.5次元に置かされているという説明の方がしっくりくる。

(ちなみに、ここまで徹底してもまだメタ視点の余地はある。2次創作だ。2次創作という場で「彼女」が自分以外の誰かといちゃいちゃする物語をみることで、「彼氏」はメタ視点で「自分の彼女」をみることになる。『ラブプラス』は現在漫画版も連載中だが、こういった元のゲーム以外の場での活動が活発になることで「自分=アバター」は崩れる。)


話を戻そう。つまりネネさんは人類史上初と言っても良いだろう「永遠に年をとることのない年上の彼女」なのだ。これが圧倒的なネネさん人気の理由だと考える。

同じようにマナカも「永遠の同級生」だが、同級生キャラの弱さと年上キャラの強さだけを考えても差は歴然だ。

年上属性などと離れても「永遠の年上」という存在への憧れはあると思う。漫画アニメキャラの年を自分が越えてしまう悲しさは誰しも経験しているだろう。

が、ネネさんは、ネネさんだけはいつまでも年上なのだ。




ネネさんこそは『ラブプラス』のシステムが生み出した奇跡の彼女である。







……そしてぼくの彼女はマナカさんです!!