『鬼灯さん家のアネキ』 : 単独ヒロイン・姉貴

変態シスコンコメディこと『鬼灯さん家のアネキ』2巻が出ました。



私がこの漫画面白いなーと思うのはあくまで「姉と吾朗の話」でその範疇を出ないところなんですね。具体的には、吾朗をめぐって姉と恋愛バトルになるキャラクターが出てこないこと。

例えば水野さん。1巻の時点では水野さんから吾朗へ恋愛矢印が向かうように思った人も多いのでは?ところが水野さんは吾朗に特に関心がないんですよね。「私の中に挽回するほど彼に名誉ない」とか言っちゃう。でも姉としては吾朗の近くに(きれいな)女の子がいるだけで心配だから、姉の視点で時々三角関係的な空気ができる(2巻で姉も水野さんが吾朗に気があるわけでないとはっきり分かったので吾朗遊び要員に位置付きましたが)。

例えば京子。女である京子を吾朗は男だと思っているから、姉が友達とじゃれあっているときに、吾朗の視点で姉との間にありもしない三角関係ができる。
また2巻では新しい女の子も出てきますが、彼女も吾朗を好きになるようなキャラクターではありませんでした。

要はヒロインは単独で姉貴だけ。あとは姉貴といちゃいちゃするためにいるサブ扱いという序列がはっきりしてるわけです。

そういうことで普通のラブコメのように主人公を好きになる女の子が次から次へと出てきて……というような展開に入らず(一部痴女を除く)、そういうの気になる私みたいな人でも安心して読めるわけです。

で、姉貴が今のようになってしまった経緯が2巻の最後に明かされて、「やっぱり姉貴だよな」で締まるのが2巻でした。姉漫画としてとてもきれいにまとまってます。


……と、みんなを流しておいて俺は水野さんをとるぜ!


なんていうか、絶対恋愛関係にならないけど距離近くてでもそっけない子って、すごーくいいと思うのね。無表情キャラとかじゃなくて、この距離感でこの対応っていうのがいいのよ。



(↑こういう距離感)

まぁ、でもこれは分かんなくていいです。水野さんのかわいさは俺だけ分かってればいいから!みんな安心して姉に走って大丈夫だ、問題ない。

  • 1巻感想

懐疑主義にしたがって『鬼灯さん家のアネキ』 水野さんを語るという試み