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マガジンで黒髪ロング漫画が始まった! : 『この彼女はフィクションです。』

漫画 黒髪ロング

今週のマガジンで始まった『この彼女はフィクションです。』が面白かった。いい黒髪ロング漫画ですよこれ。


 渡辺静が週マガで新連載「この彼女はフィクションです。」 - コミックナタリー


高校に入学した葉村裕里(ユーリ)は15で文芸誌の新人賞を受賞した天才文学少女・久住風子(フーコ)に恋をする。しかし彼には秘密の趣味があって……というお話ですが、この秘密の趣味というのが、なんと5歳のときから10年間「ミチル」というたった1人のオリジナルキャラクターを創作し続けているとのこと。



(ユーリの部屋)

こ、これは……シンパシーを感じますね(?)


部屋の壁には園児がクレヨンで描いたような絵からパッと見て上手い絵までさまざま広がっていて、彼の十年の軌跡を把握できるとともに、十年間ずっと黒髪ロング萌えでぶれていないところも一目瞭然ですばらしい。しかも文芸部では「絵も文章も書けない」と言われており、またメモにも「絵は上手くなったが今でもミチルしか描けない」とあるように、彼の画力はミチルにのみ特化しているのです。 \すげぇ/

好感をもてる主人公というのは少年漫画的にもひとつ大事な要素に思いますが、ユーリは思ったことをすぐ口に出してしまう素直さと意志をもって行動する性格がうかがえ、やはり黒髪ロング好きに悪い人はいないということを示しているようです(そう思うだろ?アンタも)。

二人のヒロインが異なるタイプであることもいい。ミチルは天真爛漫にかわいいタイプ。フーコ先輩は理知的な美人タイプ。それが絵ではっきり分かります。



ミチルは丸目で、目の下の泣きボクロは高城千砂さん(『羊のうた』)を彷彿させます。



フーコ先輩は切れ長の目で澄まし顔。目だけでなく口の描き方で美人と分かるのは珍しい。


構図だけですとオーソドックスなラブコメディーに見えますが、現実生活で満たされることがなくその反動で抱き続けてきたのが黒髪ロングというのは時代性またリアリティも感じます何より俺得。そして自分の内に抱いた理想と実際心ひかれた対象が異なる事実が、リアルとフィクションの垣根が消えたことでこれからどう動いていくのかが楽しみです。