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「黒髪ロング」から『魔法少女まどか☆マギカ』を読む

黒髪ロング アニメ

魔法少女まどか☆マギカ』第10話「もう誰にも頼らない」が人気だ。魔まマは色々な観方をしている人がいて、それだけにそろって評価されるというのはすごい。

10話の展開としては今まで謎に包まれていたほむらのバックグラウンドとその目的が明らかにされ、彼女の決意の話とまとめることができる。

誰も、未来を信じない。誰も、未来を受け止められない。
だったら、私は もう、だれにも頼らない。誰に分かってもらう必要もない。
もう、まどかには戦わせない。すべての魔女は、私一人で片づける。


決意に至り、ほむらがメガネを外し髪型も三つ編みリボンから黒髪ロングストレートに変えたことに注目したい。

以前「結果的に他者を排除してしまう、または能動的に他者を排除する「黒髪ロング」は、外界との接触を拒否したことから情報の欠如が生まれ、それがミステリアスな印象を与え、畏怖・恐怖される存在としても扱われ」ると言った(関連:属性としての「黒髪ロング」と、そこから読み解く物語 - 水星さん家)。

引用したセリフと対応させるとこの決意の場面は黒髪ロングを象徴的に扱っていることが分かり、その意味で10話はほむらが黒髪ロングになった回と言うことができる(*よって神回ならぬ髪回と主張する)。

ところで以前指摘した後ろ髪の特徴が、三つ編みでついたクセということでちゃんと意味付けられたことには感心した(関連:『魔法少女まどか☆マギカ』暁美ほむらの黒髪ロングコーディネート - 水星さん家)。

リボンを外し髪を解く行為から三つ編みメガネの文化系女子のイメージから解放され、しかしそれが孤高の黒髪ロングとなることで内に閉じてしまうのがなんとも皮肉だ。

ほむらに必要なのは一人で戦ってはだめだと気付くこと。そしてそれを通して黒髪ロングの開放を目指すのがこの話全体のテーゼだろう。私の望むのは最終話、どうか彼女が髪を切っていませんようにというただそれだけである。


あ、魔法少女と言えば最近書籍化決定したWEB小説『魔法科高校の劣等生』を読んでる。今3章に入ったところ。黒髪ロング美人の妹・深雪さんのイメージが一筋縄では行かない。