『最後は?ストレート!!』睦月とミキミキの身長差

 週刊少年サンデーに『最後は?ストレート!!』という野球漫画がある。


最後は?ストレート!! 1 (少年サンデーコミックス)

最後は?ストレート!! 1 (少年サンデーコミックス)

各分野の天才を輩出する千刻学園の“白服”である睦月は、実はそっくりの男・御角と間違えられた“白服”だった。何の才能も見いだせず、やる気のない日常を送っていた睦月だが、白服の野球転校生・大河に出会い、野球の世界にのめり込んでいく。
WEBサンデー『最後は?ストレート!!』ストーリーより


 睦月の集めたチームにはテニスの天才・波木美姫(ミキミキ)という女子がいて、昔からひどく睦月を慕っていると言う。学園内でアイドルのような存在で、他の男子を冷たくあしらう彼女が、なぜ未だ何の才能も見出されない睦月をそこまで慕っているのか、過去に何かあったようだが読み手には分からない。

 今週の『最後は?ストレート!!』では強豪校との対戦後半にピッチャーの睦月がスタミナ切れをし、それをミキミキが支える展開で、そこで二人の過去が明かされる。


 かつて白服として入学したもののなかなか才能を見出だされないミキミキは、状況を同じくする睦月と行動を共にしていた。内では睦月を適当な奴と小馬鹿にしていたミキミキだったが、とある事件から実は睦月が常にミキミキのことを気にかけ励ましてくれていたことに気づく。自分の愚かさを恥じたミキミキは心から睦月を慕うようになるのだった。



 ラスト二人が並んだこの身長差は白服として既に才能に目覚めているミキミキとまだまだこれからという睦月の差であり、「むっくんはぜったい…絶対野球の才能があります。」とは二重に上から目線の励ましである。が、そもそもこの身長差も才能差も睦月がミキミキに「牛乳のむ?」「おっきくなるよ、背。」と励ましていたことによるもので(少なくともミキミキの中ではそう)、彼女が睦月の才能を保証することに何の嫌味もない。そしてすごい奴にすごさを保証されることで自分のすごさを信じられる。こういうのすごくいいな、と思う。俺がもともと身長差弱くて、ただ並んでいる二人の微妙な身長差が出ているだけでもうれしくなるってのはあるけど、それでも、それ以上に。


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