ミルキィホームズ好きにオススメの漫画、『兎の角』

 ミルキィホームズ第2幕も残すところあと1話。ここまで全話感想をあげているこのへんで、ミルキィ好きにオススメの漫画でも書いてみると、届くところに届くんじゃないかと思い実践してみる。


兎の角 1巻 (ビームコミックス)

兎の角 1巻 (ビームコミックス)


 『兎の角』。このタイトル、作中で「兎に角」をわざわざ漢字表記していることからも「とにかく」とかけているようなのだが、肝心の「兎の角」がとにかく内容と関係ない。アヤの髪型が兎っぽいというくらいか。

 ストーリーは基本二人タッグのゴーストバスターものだが、所々おかしい。アヤの持つ武器は無駄にでかい鈴でただの鈍器だし、初登場時からあまりに頼りない。めちゃくちゃ散らかったアヤの部屋をイズミが片そうとすれば、イズミの方はめちゃくちゃ掃除下手だった。要するに二人ともダメダメなドタバタ喜劇で、そのダメダメさをなんとかしようと一生懸命なのだ。実にミルキィ。

 二人は1話で初対面で、仲良しの関係がつくられていく過程から見られるのはミルキィと違ってパートナーもののよさがある。作風ははっきりコメディだが、二人とも孤独で時にシリアスの色が強くなり、こちらが本当であると思わせられる。

 特に気に入っているところがあって。この漫画、とてもエロい。でも気に入っているのはそこじゃなくて、エロいけどいやらしさを感じさせないエロさがいいと思う。叶恭弘椎名高志の漫画をイメージすると分かりやすいかもしれないが、記号的でコメディな文脈に挟まれたエロさは、エロくてもいやらしいエロさじゃない。ミルキィのアンリエット会長のエロさも同じだ。

 今号のフェローズに掲載された17話では唯一のツッコミ役が寝ていることもあって、性欲の混じった恋心への葛藤が完全にスルーされ、どう見てもエロい画面の中で恋心だけがストレートにポジティブに受け止められる爽快さがある。こうしたおかしさ・爽快さもとてもミルキィっぽい。


追記:アヤ140cm台で天沢さんは180cm台(当社調べ)という落差40cm(当社調べ)コンビも、身長差好きとしてはグー。