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『ローファイ・アフタースクール』はダウナー美人漫画

 先日コミティアという同人誌即売イベントに初めて行ってきました。いろいろ歩き回ってめぼしいものを探しまくっていたのですが、そのへんのスペースに普通にプロが混ざっていたりで驚きです。

 とあるスペースにコミックが置いてありまして(これから発売されるコミックの宣伝であったっぽい)それをぱらぱらと見ていたところ、なんか見たことある絵柄だなーと思いまして、気が付きまして、こう、言ってしまいました。「『水野さん家のアネキ』読んでました!」って。そしたら「いえ……鬼灯さんです」って返ってきたの。

 そういうわけでそのとき読んでいたのが『鬼灯さん家のアネキ五十嵐藍の短編集『ローファイ・アフタースクール』です。私のみならず『鬼灯さん家のアネキ』を水野さん漫画と記憶している方は多いと思いますが、そうした方々にばっちしぴったりな内容であることは立ち読み時から確認済であります。


ローファイ・アフタースクール―五十嵐藍短編集 (BLADE COMICS)

ローファイ・アフタースクール―五十嵐藍短編集 (BLADE COMICS)


 『鬼灯さん家のアネキ』ではアップテンポなラブコメディではなく、水野さんのようなダウナー系美人を見ていた皆さんおはようございます。『ローファイ・アフタースクール』はあなた方と俺を待っていました。

 基本的には思春期の閉塞感的なアレを、時にファンタジーや時にギャグを持ち込んでみたり、『鬼灯さん家のアネキ』に至る作風の変遷が見て取れる一冊。特に『鬼灯さん家のアネキ』水野さんまわりの空気が好きだった全国のダウナー美人ファンにはたまらない内容ではないでしょうか? 五十嵐藍先生は水野さんのようにローテンションな、つまらなそうに遠くを見つめる美少女がマジ上手いです。

 特にすばらしいのが「ekstasis」という一作。元は同人誌収録でわずか五ページの話ですが、「これを読んで声をかけて頂いたのがご縁」(商業誌デビューの)という作者コメント。私もぱらぱらめくってこれが現れたとき購入を決めました。



「黒髪ロングぺろぺろしたい!」を地で行くセリフなし漫画(うらやまだめぜったい!)

 水野さんを一目見たときから「昔はこういうの描いてたんだろうなー」「冬目景好きそうだなー」と思っていましたが、今回の短編集とさっきpixivで五十嵐先生の描いた『羊のうた』絵を見つけて「やっぱりかやっぱりか!」連呼してました。五十嵐先生次作もすてきなダウナー黒髪ロング美人を期待しております。タイトル覚え間違えててごめんなさい。