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ってNMB(難波)ですか〜。西の黒ロンアイドル・さや姉ですよ!

 世はアイドル戦国時代。9月6日は黒髪ロングの日。つーことはそろそろ黒ロンアイドルについて語るべきじゃないですかね!


 実にひっさしぶりと言うか初めてアイドルにハマっていて今注目している黒ロンアイドルがNMB48センターの山本彩さんだ(画像左・以下「さや姉」)。



  • さや姉 それは


 2010年、1stシングル『絶滅黒髪少女』でデビューしたメンバー全員が黒髪のアイドルグループ・NMB48
 昔から黒髪の象徴するものに「若さ」がありますが、発足二年にしてメンバーはティーンぞろいのNMBの黒髪もこの若さを示すものだ。それは例えば「ヴァージニティー」「純情U-19」など、曲の歌詞にも表れている。

 昭和美人的な顔立ちでワンレングス上西さんや天然アイドル渡辺美優紀さん(みるきー)など多くの黒ロンを擁するNMB48。そのリーダーにしてセンターのさや姉は昨年より総選挙の順位が上がったりソロでグラビアに出たりと世間的にも注目されている。

 先日出たばかりの『AKB48白熱論争』でも小林よしのり前田敦子の次のセンター候補として山本彩の名前を挙げている。

小林:わしはどうしても次のセンターを誰にすればいいか思いつかないんだよね。まゆゆではないような気がするけど、ゆきりんも違う。さっしーには無理で、マリコ様はちょっと歳が行きすぎている。じゃあ、次は珠理奈や玲奈になるのかというと、それもよくわからない。なぜかというと、あっちゃんや大島優子は家族の茶の間に入れるわけよ。お父さんもお母さんも子供も好きになれる。つまり、大衆化できる存在なんだ。しかし珠理奈や玲奈は、まだオタクのアイドルなのよ。家庭に入り込めるようにならないと、センターで引っ張ることはできないと思う。

小林:わしは、山本彩にはその可能性があると思ってるんだ。彼女が次に選抜の上位に入ってきて、やがてセンターになるかもしれない。ハングリー精神もあって、闘争心がものすごく強いから、その役割を担えると思うんだよね。そもそも目に見える「友情・努力・勝利」という少年ジャンプ的なコンセプトがAKBには必要なんだ。その泥臭さを象徴しているのが高橋みなみだ。「努力は必ず報われる」という「マジ」を実践できるのは山本彩だと思う。
(『AKB48白熱論争』)


 「ハングリー精神もあって、闘争心がものすごく強い」というのは顔立ちにも出ていて、特に目が強さを示している。黒目の大きい釣り目は顔を縁取る黒髪ロングとの相性ばっちり。強い顔立ちも同じく。というのは存在自体が黒ロンの栗山千明さまを見れば判ることね。

 どこか周囲との隔絶を感じさせる黒ロンはしばしば孤独であるとぼくは言ってきて、釣り目で黒目の大きいさや姉は他人に読ませないものがあるミステリアズな美少女のはずなのだけれど、関西人的な、さばっとした大胆な言動からは、強い顔立ちにも関わらず人懐っこい印象さえ受ける。

 現実は小説より奇なり。リアルはフィクションを超克するぜ。


AKB48白熱論争 (幻冬舎新書)

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  • 関西の黒ロンと言えば大阪さん?いいえ、さや姉さんです


 ちょい横道だけど『げいにん!』おもしろい。知識なしでいきなり見ても判るしメンバー数人は覚えるし。おもしろい・かわいい・黒ロンと三拍子そろっておるよ。鮮やかな青の制服は黒髪を目立たせるよね。黒ロンと原色固めファッションの相性はばつぐんだ!そして髪よしスタイルよしのNMBはまだ変身(水着)を残しているぞ!この意味はさや姉さんで最強判るぞ。
 『げいにん!』自体がおもしろい・かわいいを目指すNMBに合った番組なので、さや姉さんの役回りが見えて楽しそうでよいよい。ハイスペックなのになじみやすく、颯爽ウケをねらいに行く関西人気質なのにきれい・かわいい。いやらしくないのにえろい。
 

  • アイドルとしてのさや姉さん



 今までアイドルというものにハマったことがなかったのでいまいちピンとこなかったが、以前「アイドルは歌やビジュアルを単独で見るものではなく、その子の物語を見る・共有するもの」というようなことを言っていた方がいて、今になってそれがようやく分かったような気がする。

 舞台は大人の事情でお金の事情でプロデューサーが用意したものの、そこでアイドルという立場を得て成長する子どもの未来は誰にも予測できない。「人の成長・変化を見守る面白さ」「大人から与えられた舞台を飛び越えて成長する子ども」というのがアイドルの魅力なのだきっと。


 さや姉を見ていると判る。
 さや姉は2011年12月16日、高橋みなみ松井珠理奈との対談で高橋に「でもさや姉は、入った瞬間にキャプテン。間違いなく適性なんだけど、段階を踏ませてもらえない辛さがありますよね」と言われている。山本彩というアイドルの物語はNMB48のキャプテンとして常にある。

 「段階を踏ませてもらえない辛さ」について。プロデューサーである秋元康はもともとNMB48は放任主義をとっていると話す。

秋元康:そういう(引用者注:AKB・SKEのプロデュースの経験を経て)子育てというものは、子どもが自分で学ぶしかないとわかったわけです。だからNMB48はなるべく自由に活動させて、そこから見えてきた各メンバーの個性を伸ばすために力を尽くしたいと思っています。
(『NMB48 COMPLETE BOOK 2012』秋元康スペシャルインタビュー)


NMB48 COMPLETE BOOK 2012

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 またNMB48は発足わずか2年の若いグループで、急ピッチで上がってきたことから、ここまでメンバーの謹慎騒動や卒業など様々な問題も生じている。

 そうしたグループのキャプテンを任されたさや姉の苦労は大変なものだろう。立場や環境、そこからの経験が人を育てて、今の彼女があるはずだ。そして、その過程。どこかにファンも携わっている。そんなふうに感じるのが、きっとアイドルなんだろう。

それまではちょっとかまえていたというか、自分がアイドルになるなんて思ってもいなかったんです。いざ入ってみると考え方が柔軟になって、皆さんが私をアイドルと思ってくれるなら、私はアイドルなのかな、と思えるようになりました。
(『NMB48 COMPLETE BOOK 2012』山本彩


 アイドルに限らないけど、そういうリアルを生きる人間のリアルタイム性とか同期性とかは、フィクションには決してないものだよね。艶とか繊細な動きとか手手触りとかも。美しい黒ロン女性があるから今のフィクション黒ロンキャラクターがあるのだよ。

  • さや姉は黒ロンのキャプテンだよ原始女性は黒ロンだったよ


 前段の対談で高橋が話す「このポジションって、本当に敵を作りやすい。私はずっと、すべての人に好かれたいって思ってたんですけど、秋元先生に『嫌われる勇気を持て』って言われて、最近その意味が分かりかけてきてるかも」(2011年12月16日、高橋みなみ松井珠理奈との対談)という壁にはさや姉もぶつかっていて、2011年9月6日(黒ロンの日!)にはメンバーの謹慎騒動を受け、キャプテンとして「心の何処かで、メンバーに嫌われる勇気が私にはまだなかったのかもしれません。そう思うと自分に腹が立ちます」と発言している。 『AKB48白熱論争』で中森明夫大島優子に対し「嫌われる才能がない」と言っていることとも通じる。

 「さや姉」という愛称は元々は「さやか」で、メンバーからあるいはファンから姉のように慕われることで、「さや姉」が自然と定着したようだ。みんなから慕われるのはいいことだが、多分それだけじゃダメなんだろう。実際に嫌われるかはともかく、嫌われるような手も打てないと。

 高槻巌さん(『ARMS』)はリーダーは黙って後ろに構えていればいいと言うが、キャプテンにしてセンターでもあるさや姉は必然的に前に出る。個の能力が高いこととチームを率いる役割とは必ずしも同じ者が持たないが、もちろん持つことも多い。

 が、こういうタイプは実は黒ロンには珍しい。有名な黒ロン女性はたいていソロで出てきて、チームリーダー的な黒ロンは希少だ。前段で成長を見守るのがアイドルと言ったが、そこで二つの立場に置かれたさや姉が新たな黒ロンの在り方を確立してくれるのではないか。

 NMBというグループ自体が成長途上にあり、その中で何が起こりどんな姿を見せてくれるのか?先の期待が持てる。そう、これから一体どんな姿を………









NMB48・山本彩(19) 髪をバッサリ ショートカットを披露 「可愛すぎる!」 ファン絶賛の声




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「髪はまた伸びるわ ―― 気にしない、でしょ?」
(オーヘンリー『賢者の贈り物』)

  • 参考リンク

山本彩 - AKB48Wiki エケペディア