『魔法科高校の優等生』 深雪さんの髪が長く見えるのはなぜ?

 『魔法科高校の劣等生』スピンオフ漫画『魔法科高校の優等生』(月刊コミック電撃大王連載)。以前より原作読者から人気のようで何度か耳にしていたタイトルが単行本が出ていた、早速購入。
 おおおお……、これすげえ黒ロン漫画……。


魔法科高校の優等生 1 (電撃コミックス)

魔法科高校の優等生 1 (電撃コミックス)


 著者あとがきで「もともと黒髪ロングの美少女が大好物」と書かれているように、一読して確かに黒ロン好きの描いた黒ロン漫画だな、と思う次第。

 黒ロンがめっちゃ目立つのだ。具体的には深雪さんの髪が目立つし、長く見える。漫画版『魔法科高校の劣等生』と比べても長く見えるのだ。



(漫画版『魔法科高校の劣等生』・月刊Gファンタジー連載)

 こうやって頭を切ったコマ割や顔のみのアップは『優等生』にはほとんどなく、髪全体の映るよう巧く工夫されている。



 腰までのコマ割で髪全体を収めるのは基本。


 真正面から映すと後ろ髪が身体に隠れてしまう……というのは原作イラストにも漫画版にも見られる(というか普通だ)が、黒ロン好きはこういうことをやりません。『優等生』では髪に動きをつけたり斜めから、また後ろから映すことでとにかく深雪さんの髪が映るようになっている。ほのか視点で描かれる横・後ろからのカメラ視点も自然に。



 また全身図では人間の下半身が長いことから他と比べて髪が目立たなくなるのがネックですが、これに関しては上からの下に向けてのカメラで下半身が短くしてもおかしくない構図にすうることで対処(※コマを飛び出した全身図は深雪さんしかない)。たまに感覚の方に合わせて本当に髪が長く案っているのもご愛嬌。

 黒ロン主体のコマ割や構図という上に挙げた以外の要素からも、読めば分かる黒ロンプッシュが。原作未読の黒ロン好きもマストバイです。