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Kindleで読むマンガ

 Kindle Paperwhiteが届いたので、ちょっとさわってみて所感。


Kindle Paperwhite 3G (2012年モデル)

Kindle Paperwhite 3G (2012年モデル)


 Kindle Paperwhiteの利点としては省スペース・持ちやすい(片手持ち可能)・軽い・暗所でも読める・e-inkがきれい……などなど。

 特に通勤通学電車の中で読む場合の片手操作に関してはあまり言われていないことだが、スマートフォン・携帯ゲーム機・iPadと並べてポータビリティは重要なファクターになると踏んでいる(【レビュー】iPad mini、iPad 2、kobo Touchは片手で何分持っていられるか? - 電車内を想定して持ち続けた場合の疲労度を検証 (1) 電子書籍リーダーを選ぶ視点を考える | 携帯 | マイナビニュース)。本当はタッチパネルだけでなく、旧モデルのようにページ送りのボタンが横にあればもっと片手操作なのでほしかったところ。


  • マンガ専用のKindleがほしい!

 結局わたしの意見としましては、現在のところキンドルペイパーホワイトでマンガを読むのは不可能ではないが推奨しない、というところでしょうか。
キンドルでマンガを読む: 漫棚通信ブログ版


 Kindleコミックストアのベストセラーには少年マンガのメジャータイトルが揃っているが、スピーディーな展開と見開きを用いた派手な演出のなされる少年マンガKindleに適しているかはちょっと疑問だ(後述)。ので、マンガ専用のKindleという需要はけっこうあるはず。とはいえマンガ市場の大きい日本のためだけにAmazonが新機種出すかというとそんなことはないだろうし、今のところKindleアプリを使って画面の大きいiPadで読めばいいってのが現実的対処なんだが、だったら始めからiPad買うわー。Kindleで読みたいんじゃん。


 で、現状Kindle端末を選べないなら、マンガの方を選べばいいわけで。


「基本的に見開きを使わないもの、文庫サイズの画面に合わせても読めるもの」


 実はKindleには「横画面モード」があり、見開き表示は可能だ。が、1ページの大きさが半分になり横に倒す手間も出てくる。またこれが一番の理由だが、こうしたページ送り以外の操作をすることで物語に入り込む集中が切れ、要は興醒めする。同じ理由で拡大機能もあるので文庫サイズで絵が潰れるものも読めるかもしれないが、あまりよいものではないだろう。ページ移動だけで読めるに越したことはない。


 加えて挙げる要素としては


「ページ送りの間を楽しめるもの」

 Kindleで本を読むと6ページに1度画面更新で暗転(ブラックアウト)するが、マンガは毎ページブラックアウトする。旧モデルに比べればページ送り自体は速くなったが、それでも暗転中は読めない。あといちいち暗転すると目が疲れる。で、それがただのタイムロスとなってしまう、一気に読み進めたいマンガ(あるいはそういう読み方をする人)はKindleに不向きだ。
 毎ページのブラックアウトを時間経過の演出や、スライドのような味のある仕様として読めると楽しい。1ページ1ページをしっかり読むなら、Kindleは紙媒体より優れている面もあるのだ。隣のページが目に入らないこととか。


 そんなわけで今は『放浪息子』を読んでいる(写真映りが悪いけどちがう。Kindleはもっと読みやすいんだ、e-inkの力はこんなもんじゃ……)。

そうした工夫はないにせよ、ボタンを押すことで新たなテキストが現れるという点では、kindleの読書もノベルゲームと同じくゲーム的な体験です。
Amazon Kindleの「読書」体験 - まくり家


 紙の本の優位に足りないマイナスをどう埋めるかも大事だけど、省スペースのためだけの自炊ってのもさびしいんで。やっぱりプラスポイントで選びたいじゃん。わたしは好きですよ、Kindle〜。