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千砂さんは薬を使い続けるべきであったかなかったか問題

"……私が一砂の側に居る為に あの薬が必要なのよ"
(高城千砂『羊のうた』)

 ローマ法王は退位し北朝鮮は核実験を行い、俺は会社に行く。

 連休は今年4月から新社会人である後輩に何かアドバイスを求められ、なるべく具体的な方がよいと考え「ロキソニン(頭痛薬)は効くから常備しとけ」とだけ伝えておいた。

 『羊のうた』における千砂さんは薬を使い続けるべきであったかなかったか問題に対して、俺はイエスと答える他ない。それは他ならぬ千砂さんがそれを望んでいたからであり、黒髪のストレートロングな意志の前に俺の裁量はない。

 俺は一応向精神薬とかそういう系統のものを服用していないが、周りのメンヘラー共は通院したりヤクを服用したりな方々もいる。そういった方々が特別弱いわけではきっとない(たぶん俺の方が弱い)。薬がタバコやコーヒーやサプリメントと何が違うのか。ジャックハンマーもヤクやってたし。

 あの薬はなぜか一砂には効かなかったが、薬を使ってどうにかなるもんなら使えるものは使っとけばいいし、会社をやめてどうにかなるならやめればいい。真の問題は例えば千砂さんの「薬を使っても血を飲まない」だとか、どこに拘るかというところだろう。俺にとって血を飲まないことが会社をやめないことなのか……と考えつつ明日も労働するのだろう。今日は今やめたら辞表にはローマ法王がやめたので会社やめますって書けるぞ……!? と思って働いていた。


羊のうた 1 (幻冬舎コミックス漫画文庫 と 1-1)

羊のうた 1 (幻冬舎コミックス漫画文庫 と 1-1)