『ふたりはミルキィホームズ』2話感想

 『ふたりはミルキィホームズ』初めてふれたイメージは『青い花』でした。違う学校に通いながら待ち合わせて一緒に帰る幼なじみの神奈川県民ということで『青い花』です。

 『青い花』のように、カズミとアリスが歩いているだけのゆっくりとした時間の流れの中、実質的には初回の説明回にも関わらず説明チックなくどさを感じさせない1話でした。またそうした会話がただの説明に終らず、会話の中でカズミとアリスそれぞれの性格や関係が見える点も良い百合アニメだなーと思います。

 サブタイトルがここまで1話「いつものふたり」、2話「「なる」ということ」で、このきれいな構成にも驚きです。「ああ、ミルキィホームズでこんなきれいなストーリーアニメ作れたんだ……」とただただ感心するばかりです。


 2話。7人の怪盗とミルキィホームズを前にカズミとアリスは自らの力不足に苛みます。そこでミルキィホームズに「どうしたらミルキィホームズのような探偵になれるか」教えを乞うことに。

 ここで注目は、カズミとアリスは自分や自分のトイズに劣等意識があるというわけではないことで、あくまで怪盗からヨコハマの街を守るには力不足という認識です。このへん「すばらしいトイズはすでに自分の中に在るもの」というミルキィ的な思想を継承しているのでしょう。

 ミルキィホームズからのアドバイスもその通り「私たちのようになりたいならなればいいんです」という一見答えになっていないようなもの。余談ですが一見おかしなことでもすごい人が自信を持って言っているとなんか疑問を挟めなくなりますね。

 迷い悩んでいたカズミとアリスですが、なりたいならなれる。それが「なる」ということ。自分を信じる力が翼(フェザーズ)になり、そして窮地に発揮された合わせ技のトイズは、ふたりの関係もトイズのひとつということを示しています。それが『ふたりはミルキィホームズ』ということで、だからこれからも百合アニメやってくんでしょう。きっと。

 そしてダメダメながら先輩キャラを演じているミルキィさんには感激です。自分が上の立場になると分かりますが、大人(先輩)だってちょっと経験値が多いだけで子ども(後輩)に見えるほどすごい人ではありません。それでも子どもの前では大人キャラを演じていく。それがミルキィさん2年の成長ということではないでしょうか。

 『ふたりはミルキィホームズ』いきなり大好きすぎてやばい。