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2013推しマンガ十選

 今年は以下の選考基準で部門別にしてみました。イェイッ!


新作部門
 対象:2013年に一巻が出た漫画。
完結部門
 対象:2013年に完結巻(一巻完結含む)が出た漫画。
総合部門
 対象:上記以外で2013年に単行本が出た漫画。
黒ロン部門
 対象:2013年に黒ロンな単行本が出た漫画。
2013以外部門
 対象:2013年に単行本は出ていないが初めて読んだ漫画。


 やるぞ!


 『ママレ』世代が喜ぶ!だけじゃない!!
 吉住渉さん十年ぶりの中学生ストーリー。ベテランが現代を舞台に描く少女漫画に懐かしさと新しさを感じる。中学生の男女が主役ということで『ママレ』世代でなくても、特に『ミントな僕ら』好きは楽しめるのではないか(なぜならわたしがそうだから)。

SOUL CATCHER(S) 1 (ジャンプコミックス)

SOUL CATCHER(S) 1 (ジャンプコミックス)

 松井優正以来の才能、と呼んでいる。荒っぽいがセンス抜群な作者による「才能の覚醒」描写は荒っぽいがセンス抜群。
 他人の心が見えてしまい諦めている主人公が葛藤し、立ち上がり、周りが共振する。その展開は早く時に積が足りないと感じることもあるが、しかし間違いなく心は動く。頭で考えるより先に直接来る。これが音楽。これが『SOUL CATCHER(S)』なのだ。



放浪息子 15 (BEAM COMIX)

放浪息子 15 (BEAM COMIX)

 最終15巻は小学生時代との対比が多く、懐かしくそれぞれの変化に気が付く。人間は変わるものだし、自分は変わらなくても周りが変われば相対的には変化になる。それはそういうもんだし、それでいいのだなと。
 タイトル通り、子どもを見守る親のような気分で読んでいた漫画だった。

青い花(8)(完) (Fx COMICS)

青い花(8)(完) (Fx COMICS)

 先輩がいて、後輩が入ってきて、今度は自分が先輩となって……という学校の世界から外の世界へ。
 大判の広々とした画面使いから感じる女子の一瞬一瞬が美しくて、すごく印象的だった『青い花』。それも過ぎ去って、あのあーちゃんもふみちゃんもみんな大人になってしまったなぁと置いてかれた気分。



 今年最も輝いていたのが『BE BLUES!』桜庭さん。低身長と性格の悪さのハンディをものともせず生きる姿に尊敬の意を抱いた者と嫌悪感を抱いた者が半々とか(※当社調べ)。
 それにしても最終回、ヒロインがマウンドでエレキギター引き出す野球漫画を読んでいた頃の俺に「その作者十年後サッカー漫画描いてお前その年ベストに推すよ」と言われても信じないだろうな……。

ADAMAS(9) (イブニングKC)

ADAMAS(9) (イブニングKC)

 お得意の国際レベルの社会派話と身近な日常の危機エピソードの緩急織り交ぜた構成、それを活かす重厚な描写と伝家の宝刀・皆川フェードは流石。
 これまでの皆川漫画と比べると女性メインならではの話が新鮮で、異なるタイプの女性3人でまわしているため飽きない面白さ。最新9巻では作中重要人物の過去話から物語が佳境へ踏み込む。女性主人公というベテランの新たな一面が見える一作。



 羽衣狐様よろしく黒ベタ多用の2作を選出。
 まずは今年完結『黄昏乙女アムネジア』。学校の怪談というレトロな舞台立てがよいなー。エロスとコメディも織り交ぜて、でもしっかりホラーな漫画。夕子さんの明るくセクシーで、でも時折もの寂しさを見せる幽霊像にグッときた。

  • 黒ロン次点:ひよどり祥子『死人の声をきくがよい』

 一方よりホラー寄りな『死人の声をきくがよい』は3巻まで続いてコミカルな要素とバランスのとれたシリーズに。夕子さんと異なり常に近くにいるが全く話さない幽霊像にもグッときた。
 ホラー&ギャグとしても黒ロンとしてもよい押切蓮介フォロワーで今後が楽しみ。



くすりのマジョラム (3) (まんがタイムKRコミックス)

くすりのマジョラム (3) (まんがタイムKRコミックス)

 昨年完結の全3巻。鈴城芹4コマは安定のクオリティ。
 ギャグをやっていると思ったらそのまま会話が進行していく自然さが心地よくて好き(猫の名前のエピソードとか)。

 2作タイ。『ハッピィ・ハウス』は中学生主人公ということで岡崎漫画の中でもキュートでパワフルな一作。
 さらりとした家庭崩壊からぐいぐい進む展開が舞城王太郎『みんな元気。』を想い出す。いいよーいいよー。



  • 総括

 最近はKindleで漫画読むことが多いので出版ペースはあまり意識しなくなってしまった。セール時に一気に買い込む派。主婦か。
 来年に向けては2014年はW杯だし2013年は桜庭だったしサッカー漫画もうちょい読みたいなって。まあそんな感じです。