パンケーキをめぐる冒険 ~デニーズ編~

 デニーズの新パンケーキが話題だ。特に6枚重ねのタワーパンケーキ。こいつだ。


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 もちろん食べてきた私の印象としては、デニーズのパンケーキは「お手軽」だった。


 ここでいきなりだがパンケーキ初心者には2つのハードルがある。

 1つは経済的ハードル。私も初めてパンケーキ店で食べた時は値段が1500円で、あやうく「ホットケーキに1000円も払うなんて」とパンケーキアンチが言いそうな声が出そうになった。余談ではあるがパンケーキアンチのパンケーキ認識は幼少期のホットケーキで止まっているので、あえてパンケーキをホットケーキと言い直す傾向が見られる。
 とは言え自宅で簡単に作れておいしいものに高いお金を出すのは確かにハードルがある。外食でカレーを食べることを好まない層もいるが、これも同様の理由と考えられる。
 そこをいくとデニーズは安い。十分払えるメニュー価格だ。むしろ見た目のインパクトを考えれば安いくらいに感じる。

 2つ目は心理的ハードル。以前にふれた通り、パンケーキは女子文化だ。そのため必然的にパンケーキ店は女性客が多い。有名店なら9対1以上で考えてもらっていい。
 その点であくまでファミレスであるデニーズは男性や1人客でも入りやすい。また有名店では店にいる時間に制限を設けるところもあるし、行列のできる店に長く居座ることに抵抗のある人もいるだろう。デニーズではそういったハードルもなく、所詮ファミレスというカジュアルな居心地のよさがあった。

 以上2点からデニーズのパンケーキはお手軽なところが良いと感じた。

 加えて見た目のインパクトだ。6枚重ねのタワーパンケーキ。「イイネをもらうまでがパンケーキ」(※SNSでシェアするところまで含めてパンケーキだというパンケーキ文化を分かりやすく表現した私の造語)という時代に即した、見栄えのするパンケーキだ。

 さてデニーズのパンケーキについて語るべきところは語り終えたのでそろそろ筆を置こうと思う。蛇足だが一応最後に味について書いておくと、生地がパサパサしてあまりおいしいとは思わなかった。シロップをかけなければ甘さがそこまでキツくないのはよかったかな。食べ物だから味はまあ大事だけど、それだけがパンケーキじゃないのだ。