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パンケーキをめぐる冒険 ~ロージーズカフェ編~

 盆栽の町・大宮にやって来た。じょーねつ氏と大宮盆栽美術館デートだ。

 思えば盆栽とは何の縁もない人生であったが、意外とすんなりああこういうもんねーと入り込めて楽しむことができた。

 盆栽は単体で鑑賞するものではなく配置や演出が重要となる空間美術と知って、なるほどそれはパンケーキに通じるものがあるなと思った。パンケーキも味だけを楽しむ食べ物ではなく、店の雰囲気や盛り付けがもたらすファンタジーな非日常を楽しむものだからだ。


 さて新しい土地を訪れるときはまず「地名+パンケーキ」で検索してしまうものだ。この日も美術館を出た足で事前に調べていたROSIE’S CAFE(ロージーズカフェ)へ。

 大宮はごみごみした町並みであまりきれいとも言えず、駅付近はとてもパンケーキを楽しめるような空間はないという印象だったが、案の定ロージーズもルミネの中というまあここしかねーだろ女子力空間という場所に構えていた。

 この店の特色はなんと珍しいオーブンパンケーキであることだ。


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 こちらはプロシュート&マッシュルームのパンケーキ。食事系パンケーキはサラダやベーコンを添えたものが一般的なのでこのピザのような見た目にはちょっと驚く。そしてフライパンで出てくるのが楽しいおしゃれ。

 ふっくらと厚みのあるパンケーキではないが、薄くても卵と牛乳をふんだんに使った生地はボリュームたっぷり。見た目以上にお腹がふくれた。生地が薄いため注文してから出てくるのも早く、パンケーキ店にしては珍しくカウンター注文なのも頷ける。また食事系パンケーキと甘いスイーツ系パンケーキ両方が種類の揃っている店なので選ぶ楽しみもあり、何度来ても飽きそうにない。


 ところで改めて写真を見ると、パンケーキの裏に盆栽が映ってはいないか?
 もう美術館から一駅歩いて、盆栽とは何の関係もない女子力ルミネの中だというのに……。やはり大宮は盆栽とパンケーキの町と再認識したのであった。

 盆栽とパンケーキの不思議な組み合わせは新旧空間美術の共演にも見え、古くから日本人にイイネを提供してきた盆栽とニュー時代のイイネを担うパンケーキの二つは意外と合っているような気もした。年配の男性からも若い女性からも広い層からイイネをもらえそうな稀有なパンケーキではないか。