今週の黒ロン:『ヒトミ先生の保健室』

 よかった。なんていうか懐が深い。
 保健室の先生が学生のお悩み相談をするという、それだけ聞くとよくあるようなお話。


ヒトミ先生の保健室 1 (リュウコミックス)

ヒトミ先生の保健室 1 (リュウコミックス)


 ところがこの漫画はちょっと違う。だってここでは現実世界とは世界観や認識がだいぶ異なる。身長が3メートルあったり手が4本あったり。そうした人々の悩みがごくごく普通の(我々が感じるような)思春期な悩みとして扱われ救われていく。そこに懐の深さを感じる。

 例えば第1話では3メートルの舌がある女子がそれを悩みとして話す。それは「単なる個性」なので舌を短くするという解決を取らない。よくあることとして受け容れることがその解決になる。

 そんな学生の悩みに答えるのが単行本表紙のヒトミ先生。まずこの人からしてなんていうかその。



 黒ロンですよね。うん。


 一見してフェチズム狙いの漫画にも思えますが、そうではない、前述した懐の深さを感じさせる点で、誰にでもすすめられる漫画です。そして読み終えた後、もう少し優しく、許容量が大きくなっているのではないでしょーか。単眼黒ロンフェチに目覚めたりな!……ってなんでですか〜。