今週の黒ロン:「冬・絵展vol.8」

 毎年青山GoFaでは漫画家・冬目景先生の画展、通称「冬絵・展」が催されています。今回で8回目を迎える恒例のイベントです。


冬・絵展vol.8 - GoFa


 21世紀最高の黒ロン描きの名と共に遅筆でも知られる冬目先生ですが、毎年こうして冬絵・展で1年の軌跡を見ることで今年もちゃんと仕事してたんだなーと安心できます。とはいえ昨年に見た画もけっこうあったりね(おい)。

 今年はデビュー20周年ということで前期(4月5日〜4月20日)は90年代まで、後期(4月22日〜5月11日)は2000年代から現在までの作品展示となっています。
 前期は『イエスタデイをうたって』がメインでした。あれ、イエうたって90年代からやってたんだっけ。そのわりには巻数が……などと皆さん思ってます。

 冬絵・展では毎年、冬目先生が大きな油絵を出しています。冬絵・展vol.4からvol.7までは春夏秋冬をテーマに1枚ずつ描いていました(通称「四季シリーズ」)。

 この四季シリーズは昨年で終わり、今年は新たに1枚を描いています。そして四季シリーズ完結のまとめとして絵本が出ました。4つの1枚絵であった四季シリーズにショートストーリーとショート解説を載せて「つなげた」絵本です。


冬・絵本 雪うさぎ (20周年記念展特別限定販売)

冬・絵本 雪うさぎ (20周年記念展特別限定販売)


 気になるお値段は………お高いですがまあ画集ってことで。

 他に小さなグッズもありますし入場料だけなら500円で建物内の喫茶店でコーヒーor紅茶も無料です。冬目先生ファンでアクセスがよければ1度見に来るとおもしろいです。ただ会場の青山GoFa、ひじょーに見つけにくい場所にあるので初めて行く方は誰かに聴きつつ向かうことをおすすめします。

 見つけにくい場所なんですが、このあたり文化的にとてもおもしろい場所でもあって。私自身、青山なんてこんなイベントでもなければ来なかった場所ですが、こんなイベントも今年でもう8回目。GoFaの周りはオーガニックな市場が出ていたり行列のできるパンケーキ店が並んでいたり青山ブックセンターという楽しい本屋があったりで今ではすっかり好きな東京スポットとなりました。近く寄ったときは用がないときもわざわざ歩きに来てます。

 冬絵・展8回、デビュー20周年の冬目先生。今年はもう何年もそろそろ終わるんじゃないかという空気を感じさせる『イエうた』に、毎年良いペースで出ている『マホロミ』も注目で、まだまだ生きてどんどん黒ロン描いてほしいです。後期もまた行きます。