橘田いずみと楽しむ「宇都宮餃子祭り」1泊2日ツアー感想

 10月31日から11月1日にかけて、”橘田いずみと楽しむ「宇都宮餃子祭り」1泊2日ツアー”なるイベントに参加してきました。拍手。

 ミルキィホームズ声優にして餃子評論家兼宇都宮餃子PR特命アンバサダーの橘田いずみさんと一緒に宇都宮餃子祭りに行こうというイベントです。
 最初の告知に気づいたときには当然のように完売しており、「橘田さんもすごい企画をするな~」と感心して終わりでしたが、10日ほど前にキャンセル再販があって(退職活動が頓挫していたこともあり)「これ行けるんじゃね?」と参加できました。イェイッ。
 2010年からミルキィホームズ好きの自分ではありますが、他のアーティストのイベントに参加することはほとんどなく、ミルキィもライブやファンクラブイベント以外のイベントに参加することは今回が初めてで、しかも1泊2日のツアーで4万もするということでちょっと身構えていましたが、非常に楽しく身になるイベントで、橘田さん企画の多くのグッズをいただき、プライスレスな体験もできました。

  • 宇都宮について、宇都宮の人について

 宇都宮、栃木県を訪れることがまず初めてでした。栃木の観光地としては日光や那須の方が有名ですが、今回餃子祭りという大イベントがあり、またハロウィーンという時期や餃子祭り以外にも地元のイベントがあって、アーケードが賑わっていました。
 ニュースを見ていると地方は死ぬばかりという印象を抱きます。宇都宮もアーケード街にシャッターの閉まった店もちらほらあり、苦戦している様子を伺えました。しかしその中でもハロウィーンやジャズなど新しいものも採り入れてイベントを盛り上げ地域活性に取り組んでいる、ただ死んでいくばかりでない地方の様子を見ることができて面白かったです。
 また現地の人の温かさにふれたことも印象の良さに繋がっています。駅付近の定期券センターの前に橘田さんの等身大パネルが立っていて、写真を撮って帰ろうとしたところ、中から店の人が出てきて呼び止められます。一瞬怒られるのかと思いましたが、なんと「橘田さんのファンの人でしょ?中にサインもあるから撮って行って」と。当然自分たちが店内に入ったところで店には一銭の得にもならないわけですが、「ファンの人にはサインも見てもらってと会社から言われてるんだから」と店の奥まで案内してもらえました。
 地方の人の優しさは排他的で、内には優しく余所者には厳しくのムラ社会という考えがあり、また近年数が増えているオタクで町興しといったイベントに対し、あまり現地の人の印象がよくないのではないかと考えていたことから、このような歓迎は意外で驚き、そして嬉しいものでした。

 それと言うのも橘田さんがどこかから急に出てきたゲスト有名人ではなく、宇都宮や餃子祭りを盛り上げるべく活動してきた結果ですので、改めて「橘田さんすげえ」となりました。やっと話が橘田さんに繋がりましたね。

  • 餃子祭りについて、市民イベントについて

 餃子祭りの2日間、橘田さんはステージに立って講演したり、餃子の歌を歌って踊ったり、イベントの司会を担ったりと大活躍でした。合間にラジオの収録もしていたらしく、各イベント準備と合わせると自分で餃子を食べるひまもないような忙しさだっとはずですが、ツイッター見る限り餃子は食べていました。

 直に見て嬉しかったのは、橘田さんが呼ばれたから来たゲストの有名人として場を盛り上げていたのではないこと。宇都宮と餃子が大好きで、餃子祭りに呼ばれたことが心から嬉しいという立場で、声優としての持ち歌を披露するのではなく、宇都宮のマスコットキャラクターであるミヤリーちゃんと宇都宮餃子の応援ソング 「ギョ!ギョ!ギョ!ギョーザ!」を歌って踊って、外から来たファンだけが嬉しいステージではなく、毎年来ている市民も楽しんでもらえるステージ作りに貢献していたことが。そしてそれを市民が受け容れてくれている雰囲気を感じたことが、いちファンとして嬉しかったです。
 ツアー参加者は今回のイベントのために作った特別なパーカーやスポーツバッグをもらっていたため、遠目からファンが一目で分かり、ステージの上からファンがいるのが分かって元気になれたと後で橘田さんが話してくれたことも嬉しかったです。
 また舞台の1コーナーである「利き餃子対決」では今回のツアー参加者であるわしわし氏が参加し、率先して舞台上でいじられ役となることでステージを盛り上げることにも貢献しました。ぼくは特に何をやった訳ではありませんが、橘田さんを応援するだけではなく、ファンが直接に餃子祭りに貢献しているのを見て、少しは役に立てたのかなと安心できました。

 イベントのステージってイベントの規模が大きくなればなるほどステージの一角では何かやっているらしいが俺たちは知らないぜーという人の数が増える印象がありますが、餃子祭りは1日来場6万~10万人という規模のイベントの割にステージの求心力が高かったように感じます。
 ステージから出店している方へのツッコミをしたり、ステージ上にいる地元のシンガーソングライターに急遽迷子案内を即興させたり、司会者が落し物アナウンスをしたりと。市民イベントとして根付いているからこそできることだなと感じました。確かにステージの向こう側ではピクニックのようにシートを引いて餃子を食べる家族がいたり、ベビーカーを押しながら来る母親がいたり、地元の中学生がボランティアでゴミ集めをしていたり、老若男女たくさんの市民が参加しているようでした。
 宇都宮は駅前にも餃子店がずらっと並んでおり、ひとつの食べ物でこうもイベントが成り立つというのは、最近流行りのB級グルメなんかではできない、伝統がありしっかり根付いているからできることだろうなと思いました。

  • ツアーについて、橘田さんについて

 行きのバスの中では参加者が長時間退屈しないように橘田さんの作ったVTRを見て過ごしました。
 宇都宮到着後は餃子祭りへ直行。橘田さんのステージ講演を見て少し餃子を食べた後には、橘田さんと一緒に宇都宮の郷土玩具である「きぶな」に色を塗る体験と、参加者それぞれが塗ったきぶなへの品評を橘田さんにしてもらえる貴重なイベントでした。ここで(橘田さんに投げつけられる形で)イベントパーカーももらえました。
 1日目の終わりはディナーショー。結婚式場のようなきれいな会場で餃子を焼き声優ソングが流れると言うこれも貴重な体験でした。講演ありライブありビンゴゲームありに加え、ミルキィのイベントではなかなかできないこと(鞭とか中森明菜とか)もしてくれました。
 2日目は自由時間が多く、ぼくは橘田さんのステージを見る以外は市街を回ったり、橘田さんが案内アナウンスを担当する市内循環バス「きぶな号」に乗車したり、宇都宮駅や市街に置かれた橘田いずみさん等身大パネルを見に行ったりしていました。
 餃子祭りの最後にはツアー参加者と橘田さんが一緒に集合写真を撮るイベントもあり、写真をパネルに入れて橘田さん のメッセージまでもらえるという非常に良い2日間でした。
 と、締めくくりたいところですが、最後の最後に帰りのバスに橘田さんも乗車するという反則級の大イベントが発生。バスの中でツアー参加者ひとりひとりが書いた質問カードの質問に答えてくれるというもので、直接交流する機会として最大級のもの。そして質問だけでは時間が余ってしまったので、ひとりひとり橘田さんにツアーの感想を伝えるという双方向に交流できた1時間半でした。特にぼくは席が橘田さんの真後ろだったため、前の席に橘田いずみが座っている1時間半という最強のイベントでした。後方席各位には申し訳ない。ありえない近さで緊張しました。

 最後バスを降りてからも橘田さんに見送ってもらえました。「バイバイ」した後に橘田さんが去って行き、みんなが「さーて帰るか」という空気になっていたところ、同じくツアーに参加していた友人のいかそーめんさん(@ikasohmen)が大きな声で「ありがとうございましたー」と橘田さんに一礼したことをきっかけにみんなで最後の「ありがとうございましたー」の締めが発生しました。周りがどうしていてもまっすぐに自分の感覚を信じて進むところがぼくが橘田さんに憧れるところですが、そういう意味ではツアー中「橘田さんのように生きたい」と言っていたいかそーめんさんもそれができていたのではないかと。すっかりイベントはもう終わりであとは帰りとファンの交流に意識が行っていた自分も見習わなければと思いました。

 土曜朝から日曜夜までいっぱい使い、出費4万のツアーということで多少身構えていましたが、上に書いてきた通りグッズもたくさんもらえ、他では体験できないイベントもあり、非常に充実していました。
 帰りにファンの方と一緒になって「橘田さんは自由人なのに気遣いの人だよね~」と話していました。橘田さん自身もなかなか大変な今回のツアーに参加してくれたファンのことを考え、いろいろ企画し楽しませてくれたのだと思います。感謝です。
 これまでミルキィのイベントに参加してきて、ライブではあまり他のファンの方と話すことはありませんでしたが、今回はツアーということで(ぼっち集団に優しい橘田さんの気遣いもあり )ファン同士で交流ができたことも良かったです。今までミルキィファンの知人が1人2人しかいなかったので、色々なミルキィ体験が聞けて参考になりました。中にはミルキィファン歴が長い人も浅い人も、10代も40代もいて、特に女性がおそらく2割以上いたことに驚きました。流石百合好きでも知られる橘田さん。


 ダメダメでもがんばって時に忘れたり時に挫折したりしながらもがんばるミルキィホームズ。そんなミルキィが好きで、自分にしては珍しくライブなりイベントなりにも参加してきました。声優界に来るまでも転々とし、声優としても急激にブレイクするわけでなくても、自分が好きなことで努力していたらやっと実った橘田さんはこのミルキィホームズを最も体現した人なのだと考えています。その橘田さんの努力が実った一場面にこうして参加できたこと。それがファンとしてとても嬉しいです。橘田さん個人の企画ではありますが、橘田さんを通して"ミルキィホームズ"を感じることができ、繰り返しになりますが橘田さんのまっすぐに自分の感覚を信じて進むところを見習って生きていきたいと心底感じる2日間でした。
 ツアーの感想を口頭で伝えたり最後に感想レポートを渡したりしていますが、それでも全然足りないのでブロガーとしてはやはりブログに残しておこうと長々書きました。あとは夏にProject MILKY HOLMESをまとめる本を出そうかなと前々からぼんやり考えていたことを実行する気が湧いています。実現したら今回のことも書きたいなと。

(BGM:中森明菜『DESIRE -情熱-』)


橘田いずみのザ・餃子

橘田いずみのザ・餃子