『劇場版SAO』 アスナさんの髪がめっちゃ長い

 『劇場版SAO』観てきた。


sao-movie.net


 『SAO』の前知識は主人公とヒロインだけはキャラクターとして知ってて、あとは結婚することとオンラインゲームものってことは知ってて。つまりほぼ前知識ゼロでしたが、観る上で困ることはなかったです。現実世界のこの人とゲーム内のこの人がイコールってのもすぐ分かったし。ちょっと驚いたこともあるけど(ユイちゃんが突然大きくなったり)だいたいなるほどこういう設定なんだなふむふむで観られたんで、前知識ゼロだときついと言ってる人がいましたが、そこそこフィクション慣れしてる人ならきつくはないかなと。

 率直な感想としては、まずアスナさんの髪がめっちゃ長い。めっちゃ長いですね。古来よりヒロインの髪が長いアニメは名作と言われますが、この一点だけでも映画館に足を運んだかいがあったなと。アスナさんキャラクターとしては知ってたんですが、まさかここまで髪が長いとは。別に『SAO』に限った話ではないですが、キャラクターイラストはどれもバストアップがメインで、全身図が映らないと髪の長さって分からないので。ロングヘアーにしても肩にかかるくらいとか背のあたりまでとか長さの違いってあるわけで、それがアスナさんはお尻くらいまであるじゃないですか。しかもワンレンで前に垂らした髪もめっちゃ長くて、つまりアスナさんの髪がめっちゃ長い。

 で、この髪の長さって「設定:髪が長い」ってレベルじゃなく、髪が長いからには座れば地に着くし、寝転がれば一面に広がるし、アクションでは揺れ動くし。とにかくアスナさんの髪が長い。めっちゃ長いと感じさせてくれる。そんなすばらしい映画でした『劇場版SAO』。


 『劇場版SAO』はアスナさんの戦闘シーンが多く、戦闘スタイル的にもアスナさん激しく動くために、アクションで揺れ動く髪というのが本作の大きな見所となっています。ARでもVRでもいいからここに浸っていたいと感じさせる髪描写。かと思えばお風呂で髪を結ったり髪型を変えたりという髪描写も見ることができて大満足です。

 あとは女子力ヒロインと言うか、男を使える女性ですねアスナさん。途中で見せる戦闘でのマネジメントというか統率の鮮やかさは理想の上司に推したいくらいですし。恋人のキリトくんにしてもうまいことコントロールしていたり、何かと親に会わせようとして囲いこみしてきたり。加えて女性陣の中ではお姉さんポジションで優しく守ってくれるタイプ。ロングヘアー的な意味ではもちろん、キャラクターとしても十代の観客共が結婚したいヒロインナンバーワンも(たぶん)納得です。


 作品の感想も最後に書いておくと。劇場版というか『SAO』という作品に対して、いろんなところで「新しいテクノロジーの台頭は危険も大変なこともあるけど、わくわくに満ちていて、友達もできて、人を幸せにする」を感じました。映画館は十代で満ちていて、刺さるべきところに刺さっているジュブナイルだなと。
 AIとかウェアラブル端末とかディープラーニングとか。ニュースでよく聴きはじめた最新IT技術を子供たちが友達同士で遊びに使ってて、すごく楽しそう。そしてこれは夢物語ではなく、いくらかは既に現実化している、または近い将来可能となるレベルのものである事実が、より「テクノロジーは人を幸せにする」を感じさせます。

 ところが『劇場版SAO』ではこれまでVRで遊んでた仲間が突如ARにはまりはじめます。新しいテクノロジーがさらに新しいテクノロジーに移り変わっていくことに対して、次から次へ新しいゲームに人は流れていってしまう観客的にもリアルな問題に対して、『劇場版SAO』はテクノロジーを否定しません。

 「悪いのはテクノロジーではなく使う人」というような方向に流れていったのはありきたりかと思いましたが、『劇場版SAO』では「記憶」がとても大事にされていて、「人が場を移るのは仕方ないけど、思い出は残って、それが人と人を結びつけてくれる」というようなアンサーをなんとなく感じて。それはすごく良い答えだなあって。



 ちょうどいいタイミングでKindle版が安いのでこれから読みます。